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ハプサイト(HAPSITE)ER

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ハプサイト(HAPSITE)ERの特徴

米国インフィコン社製HAPSITE ERは、必要最小限のトレーニングを受けるだけで、災害現場等において10分以内に揮発性有機化合物(VOC)、半揮発性有機化合物(SVOCs)を検出できるポータブルガスクロマトグラフィ(PORTABLE GC/MS)システムです。 HAPSITE ERは、大気中、水中、および土壌に浸み込んだ有害物質や化学兵器等を、最高精度のガスクロマト技術と質量分析技術により検出、分析し、存在する有機化学物質の種類や濃度、危険度に関する情報をフロントパネルに判り易く表示し、生命や健康、および安全に関わる速やかな意思決定をサポートします。(HAPSITE SmartPlus®は、従来機のアップグレード機種として供給いたします。)

利点


ポータビリティ…災害現場で直接使える唯一のポータブルGC/MS


HAPSITE ERは、大気中、水中、および土壌に浸み込んでいる化学兵器(CWA)や揮発性有機化学物質を、現場で直接計測できる唯一のガスクロマト(GC/MS)システムです。HAPSITE ERは、電源を投入するだけで自動的にチューニングを行い、短時間で使用可能な状態になります。全機種共通である内部標準ガス、およびキャリアガス(N2)を簡易なガスカートリッジで装備できるため、使用可能な状態のまま緊急車両等に配備し、緊急時にはそのまま移動ができるため、計測が可能な状態で現場に到着することが可能です。HAPSITE ERは、迅速な決断を行うために欠かせない、実証可能なデータにより重大任務をサポートするため、世界各国の軍隊においても活躍しています。






センシビリティ…スクリーニングから高精度分析による定量まで


HAPSITE ERは、生死にかかわる厳格な決定を行う上で実証可能なデータを提供することが証明されており、世界で唯一持ち運びが可能な製品として活躍の場を広げています。HAPSITE ERは、本体のみにより現場を連続してスクリーニングするサーベイモード、検出された有機化学物質を高精度で定性、定量するアナライズモード、水中の有機化学物質を連続して計測するために特別なプローブ(Situプローブ)を使う水中モニタリング、土壌や地下水の汚染を計測するヘッドスペース(HSS)モードが予め準備されており、納入されたその日に短時間のトレーニングを受けるだけで実際の計測が高精度で可能になります。






コンパティビリティ…オペレーションと保守部品の共通化


HAPSITE ERは、HAPSITE(Legacy)、HAPSITE Smart、およびHAPSITE SmartPlusと共通したオペレーションを継承したうえで、LCDカラーモニターとGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)タッチパネルにより操作の簡易性を向上させ、内蔵ビデオとともに新しいユーザーのトレーニング時間を大幅に短縮していると同時に、従来機の操作画面を内蔵し同様の操作により自動的に稼働することにより計測技術の継承を最優先としています。HAPSITE ERはGPS機能とともにワイヤレス通信機能を持ち、現場での接続を容易にし(自動化)、本体より150m以上離れた場所からPC経由で操作が可能です。 またHAPSITE ERは、内部標準ガス、キャリアガスをはじめとし、計測精度向上のためクローズドイオンソース型に改良された質量分析部や最新のカラムを除き、従来より完成されている真空部品等の消耗品に互換性を持たせ、信頼性の向上とコストの低減を図っています。


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